懐かしのカセットテープが高騰しているらしいので、販売店で探してみた結果
取得元:https://yukawanet.com/archives/tape20210125.htmlカセットテープ、既に古の資産と言ったほうがしっくり来るかも知れません。あっという間にCDに置き換わり更に後発のMDも虫の息となってしまいました。そのCDですら音楽配信サービスが主流になり下火という中、カセットテープの価格が一部で高騰しているというのです。現在カセットテープを気軽に買うことが出来るのか、実際に店舗で調べてみました。
カセットテープが高騰中!?
30代以下の方だと、ほとんど触ったことすらないのではないでしょうか。逆に40代以上の方であればレコードからお気に入りの曲をダビングして、マイ・ベストカセットを作った方も多いはず。そんなカセットテープ、現在高騰中という話があったのですが・・・確かにmaxell(マクセル)のメタルテープ(※)が17,600円とかなりのお値段です
最近カセットテープがどんどん値上がりしているようで、メタルテープに至ってはまるで投機商品のような高騰ぶりです。 pic.twitter.com/gq0LZeBSvt
— 野澤電機(野澤レガシーデバイスセンター)※通販専門店 (@nozawadenki_com) January 17, 2021
生産が中止されておそらく相当の年月が経っていると思われるメタルテープ、コレクター以外の需要があるのかどうか定かではありません。
※メタルテープ・・・カセットテープのグレードは1~4まで4種類あり、最上位グレードのType4のことを指す。現在も生産中の「ノーマル」(Type1)、ノーマルの上位グレード「ハイポジション」(Type2)、メタルが出るまで最上位グレードだった「フェリクロム」(Type3)があるが、フェリクロムはほどなくほとんど流通されなくなったため、Type3の存在は意外と知られていない。
「カセットテープ」を探してみます
カセットテープということで、家電量販店ケーズデンキに来てみました。店内写真撮影禁止ということだったので写真はありませんが、店舗では「maxell」の10分、20分、60分、90分が!店員さんに聞いてみると、未だにそこそこ売れているとか。主にお年寄りが、ダビング用に買っていかれているようです。
また、国内で生産しているメーカーがほとんどなくなってしまったため、取引が続いている「maxell」のみの扱いになっています。その他「レコード針の生産世界一である『ナガオカ』もカセットテープを作っているようです」ということも伺えました。生産が続いている限り、基本的に店頭に並べるらしいですよ。
続いては全国チェーンのリサイクルショップ「HARD OFF」へ。
オーディオ製品売り場には置いていないようです。
ジャンク品売り場にあるかと見てみたのですが、一本もありませんでした。かなりニッチな商品の上に、買取がなければ売れないわけですから、置いてある店舗のほうが珍しいかもしれませんね。
そして最後、おなじみの「ダイソー」へ向かいました。
確か以前はこの辺にカセットテープが大量に売っていたような・・・
右下~!!10分と90分、2種類のカセットテープが置いてありました。品質は正直どのくらいものかわかりませんが、100円ショップでいつでも買える安心感がありますね。
結論:カセットテープは比較的簡単に入手可能
家電量販店、リサイクルショップ、100円ショップをハシゴした結果、意外にも簡単に手に入れることが出来ました。
今回購入したダイソーの90分テープ。グレードはもちろんノーマルで、原産国は中国です。
実際に使ってみると、サーッというホワイトノイズや全く伸びのない高音とスッカスカの低音・・・単純に音質的なことに関しては語るまでもありませんが、これも含めて「味」でありカセットテープの魅力なんですよ。旧懐から来るものかも知れませんけどね・・・
調べてみると、生産が続いているノーマルテープなら手に入れるのは容易。しかし、ハイポジションやメタルテープに関しては、新品での入手はかなり困難のため価格が高騰しているようです。買い占めるのはよくありませんが、どうしても必要な方は早めに入手しておいたほうがよさそうです。
カセットテープを懐かしいと思えるそこのあなた!昭和レトロ自販機や懐かしゲーム機を堪能しに行ってみてはいかがでしょうか。
source:maxell(カセットテープ),ナガオカ(カセットテープ)
画像掲載元:SS.ナオキ