ロック・レジェンド、トム・ペティ(66)が心拍停止で緊急入院、危篤状態が続く:ロス警察は「死去」の誤報を謝罪

取得元:http://abcdane.net/site/music/2017/10/tom-petty-hospitalized.html

追記)現地時間2日午後8時40分に亡くなったことがトム・ペティさんのマネージャーから発表されました。お悔やみを申し上げます

ーーー2日午後3時45分・更新ーーー
トム・ペティの現時点での容態と経緯について、色々と錯綜しているのでまとめました。
Tompetty_HWDB-251.jpg
ロック界の巨匠トム・ペティさん(66)が昨晩(現地時間10月1日、日曜日夜)ロサンゼルス近郊のマリブの自宅で、心拍停止状態で発見された。呼吸もしておらず意識不明だったが、駆けつけた救急隊員によって脈が戻り、サンタモニカのUCLA病院サンタモニカに移送されたが、生命維持装置で延命処置をしている状態であると月曜日(2日)朝に報じられた。


病室には家族や牧師が集まっている状態だったが、これと前後して午後1時ごろから大手メディアを含めたマスコミのウェブサイトやツイッターで一斉に「死去」という報道が伝えられ、追悼するメッセージなどが飛び交った。


しかし実際にはペティ氏は生命維持装置で存命している状態のままであった。死去の誤報は「ロサンゼルス警察が死去を確認した」とのCBSニュースのサイトによる一報が元になっていた。

このため、ロサンゼルス警察は13時55分に「ロス警察はトム・ペティさんの死去の情報を確認しておりません。一報は一部のマスコミに不注意に伝えられたものです。この件で調査はしませんが、この報道でご迷惑をおかけしたことに謝罪致します。」と誤報を謝罪し、死去を報じた各マスコミも死去報道を撤回している。


tompetty_hwdb_25-1.jpgしかしながら現状では病院に搬送された時からずっと、すでに脳の機能が回復していない状態であり、家族に生命維持装置の着脱の意思決定が求められていたという。


現在の状況は「不明」であるが、脳が機能しておらず生命維持装置による延命措置が取られている状況には変わらないと見られている。トム・ペティさんの関係者からは正式なコメントなども発表されていないが、一応に皆、激しいショックを受けていると報じられている。


トム・ペティはアメリカで最も偉大なミュージシャンの一人として知られ、グラミー賞を3度受賞。トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズで76年にデビューし、三枚目のアルバム「破壊(Damn the Torpedoes)」(79年)はアルバムチャート3位になるなど成功を収めた。89年からはソロミュージシャンとしても大成功を収める。Tompetty_HWDB_25_0.jpg

88年にジョージ・ハリスン、ジェフ・リン、ボブ・ディラン、ロイ・オービソンとともにスーパーグループ「トラヴェリング・ウィルベリーズ」を結成して話題になった。2002年にはロックンロール・ホール・オブ・フェイムに殿堂入りしている。


今年4月からトム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズは、52公演にも及ぶ大規模な結成40周年記念のスタジアム/アリーナツアーを行なっていた。最も最近のライブは40周年記念ツアーの最終でもあった1週間前の9月21,22,25日のロサンゼルス公演(ハリウッドボウル)だった。


写真は1週間前にハリウッドボウルで行われたロサンゼルス公演最終日のものです。⭐︎LA警察の謝罪ツイートのキャプはこちら。

 

関連記事: