新宿駅構内で挽きたてコーヒー、AIカフェロボット「root C」を試してみた
取得元:https://yukawanet.com/archives/coffee20211229.htmlコロナ禍の中、自動販売機などの無人販売が多くなるのは必然でしょうか。「無接触」が当たり前の環境になってきたように感じます。そんな中、無人でコーヒーを提供するマシン「AIカフェロボット」なるものが、新宿駅構内に設置されています。通常の自販機と何が違うのか、実際に使ってみてコーヒーを飲んでみることにしました。
What is root C?
どうやら「root C」とは「アプリから注文し、時刻に合わせて淹れたスペシャルティコーヒーをロッカーから受け取れるサービス」のようです。どんなしくみになっているのか想像がつきませんが、何やら楽しそうであることは間違いなさそうです。
root Cのご利用方法
1. https://t.co/x0diP4ZRy6 でアプリをDL
2.アプリで注文(決済方法、受け取るステーション、時間、メニューなどを決定)
3.指定されたロッカーの鍵をアプリで解除して取り出す提供時間に合わせて淹れたてのコーヒーを準備しています。#rootC #ルートシーカフェ
— root C ルートシー | 淹れたてのスペシャルティコーヒーをいつでも注文、すばやく受け取り (@rootC_cafe) July 12, 2021
「ごちゃごちゃ言わんと、買ってみたらええんや」というわけで、とりあえず買ってみることに。いざ、新宿駅へ!
抜群の存在感、AIカフェロボット「root C」
設置場所である「新宿駅」の構内に向かいます。バスタ新宿がある甲州街道改札、新南改札から入るのがオススメ。
コンコース内に鎮座しているので、あっという間に見つかりますよ。
簡単に説明すると……
・アプリをダウンロード
・アプリ内で注文と会計
・予定時刻にロッカーで受け取る
という、実に令和っぽい仕様となっています。なるほどなるほど、完全に理解しました。
実際にコーヒーを注文してみます
専用アプリをダウンロード。
ダウンロードすると、会員登録前に300ポイント(300円分)貰えます。
更にクーポンコードを入れることで150割引クーポンを取得することができるのです。これで先程の300ポイントと合わせて「450円のコーヒーが1杯無料」となります。ちなみに筆者はこちらのクーポンを使用するのを忘れてしまいました……。
クレジットカードやiDは利用できるのですが、現在(2021年12月29日現在)はPayPayなどの電子マネーは利用不可となっています。クレカ持っていない人や、iDを使用していない方は少々使いにくいかもしれません。
アンケートに答えるとオススメのコーヒーが選ばれます。今回筆者は「エチオピアアリーチャ」という、酸味の強いフローラルなコーヒーを選んでみました。
あとは時間指定をして、その時間に取りに行くだけ。筆者は目の前にいたので、直後の時間(10分単位)を指定したところ、あっという間に完成。
ロッカーの前で「受け取る」をタップすれば……(初回ポイント300P+アンケートポイント50Pを利用しています)
ロッカーが開いてコーヒーを取り出すことが出来るわけです。ほぉ……これは中々おもしろいですね。
コーヒーを取り出したら、フタやストローなどを取り出します。
なんとここは完全に手動、注文していなくても簡単に扉を開けることが出来てしまいます。海外なら、秒でシロップが持ち去られるかも……無人販売所にお金入れた箱を置いておける日本だからこそ、出来るサービスですね。ただ、ここは少々工夫が欲しかったところ。
【注意】受け渡し時間の延長不可、10分以上経過してしまうと解錠不可、その場合の返金不可
「受け取り時間を過ぎている場合は、root Cアプリの受け取りボタンが無効になり、解錠することができません」
面倒ではありますが、不慮の事故を防ぐ意味でも「目の前で」注文した方が間違いありません。それだとアプリのメリットが完全に消えますけどね……ここだけは非常に残念な仕様だと感じました。
引用:「注文しましたが、受け取り時間に間に合わなくなりました」
肝心のコーヒーのお味は?
これでコンビニコーヒーのが美味しかったら、一瞬で終わりと言ってしまって問題ないでしょう。どれどれ……色はトリッキーなコーヒー「エチオピアアリーチャ」を選んだせいでしょうか、かなり薄く感じます。
実際に口にしたところ、酸味とコクが非常に強く好き嫌いの分かれる味に感じました。コーヒー好きの筆者としては好きな味ですが、普段コーヒーを飲まない方だと「時間を置いた」コーヒーに感じてしまうかもしれません。氷が多くコーヒーの量も少なめなので、450円と言われると……少々高いと感じる人が多いかも。
コーヒーにこだわりがあることは伝わりますが、手軽に飲むにはちょっとお値段が気になるところですね。450円といえば、某コーヒーショップで「ドリップのアイスをベンティで頼む」よりもちょっとお高いくらいなんですよね……。
杯数無制限で飲み放題7,980円、月8杯まで1,980円の2つのサブスクリプションが用意されています。毎日「root C」の前を通るという方であれば、サブスクを利用すればお得に始められそうですね。1杯(450円)のお値段が下がってビジターの方が手軽に飲めるようになれば、普及が進んでいくのではないでしょうか。
世の中には変わった自動販売機がたくさんありますが、深夜に納豆を自販機に買いに行くのは避けたほうがよさそうです……。
source:「root C」AIカフェロボット